各部署紹介

調剤

●調剤

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約800人の入院患者さんと一部の外来患者さんへ、医師から発行された処方せんに基づき内服薬と外用薬の調剤を行っています。
当院では「オーダリングシステム」というコンピュータを使ったシステムを使用し、正確、かつ効率的に業務を行っています。
調剤・監査時には、処方せんに記載された医薬品を取り揃えるだけではなく、常に薬剤師の立場からお薬の種類や飲み方、使い方や量に問題がないか、飲み合わせに問題がないかなどをチェックし、必要に応じて医師に確認を行っています。また、服用する時間毎に薬を一つにまとめたり(一包化)、錠剤を潰して粉薬にしたり、軟膏を混合したりして、患者さん一人一人に適した形になるように調剤を行っています。
その他に院内処方で処方が出された患者さんへは、院内薬局の窓口でお薬をお渡ししたり、服薬説明を行ったりしています。

●製剤・放射性医薬品

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製剤・放射性医薬品は、病院で使う薬剤をつくるという役割を果たしています。市販の「くすり」では投与方法や濃度、容量が限られている場合、特定の疾病・症状に合った「くすり」が市販されていない場合など、医師の求めに応じて、様々な薬剤をつくっています。
その中には、注射剤、点眼剤、外用液剤、内用液剤、軟膏、膣坐剤等があります。特に注射剤や点眼剤のように、無菌性が求められるものは、無菌室のクリーンな環境で調製します。軟膏は、何種類かの原料を「らいかい機」という機械の大きな乳鉢で混ぜ合わせて調製し、軟膏つぼやチューブに充てんします。
その原料は医薬品の他、試薬(試験研究用の薬)の場合もあるため、院内の委員会で、その製剤が科学的かつ倫理的に妥当であるかを十分に協議され、承認後、調製されます。医師は、患者さんに安全性、有効性など説明をし、患者さんが理解し同意され、その製剤が使用されます。
また、2004年度から核医学検査室にて放射性医薬品(テクネチウム)の混合調製の他“ミルキング”を行っています。

▲院内製剤の軟膏

▲院内製剤の注射剤